愛
は、さだめ、とキルケゴールは言う。
けれど、さだめに、さだめられず
愛したい
と、思う。
魂と魂をかさね
血と血
をかよわせ
昇ってゆくのか
墜ちてゆくのか
行方もしらぬ
ところへ
飛んで
ゆく。
(菅原克也・訳Translated into Japanese by SUGAWARA Katsuya)